![](https://gourmethunters.net/wp-content/uploads/2021/06/route-c-coffee-vending-machine.jpg)
※新橋店は2022年3月28日をもって、閉店となりました。 現在は、JR新宿駅や品川駅、東急目黒線目黒駅、首都圏の商業施設にて展開しているようです。
新型コロナの影響もあり、今までに無かったジャンルの無人販売が生まれ、話題になっている。
中野では無人の古着店が人気を集め、恵比寿ではホルモンの無人販売が話題となった。
関東や中部を中心に展開する冷凍餃子の無人販売は、140店舗を超えているそうだ。
そうした中、新橋駅でコーヒーの無人販売が話題になっている。
コーヒーの無人販売というと、缶コーヒーや紙のカップの、いわゆる自動販売機を連想するが、新橋駅に登場したのはただの自動販売機ではない。
AIでコーヒーの需要を予測して、スペシャリティコーヒーを待ち時間なく提供するAIカフェロボットなのだ。
AIカフェロボットという響きも気になるが、何やら提供するコーヒーの種類やクオリティも画期的であるらしい。
新橋駅を訪れて、実際に体験してみた。
新橋駅のAIカフェロボット「root C」
まずはアプリのDLと設定
「root C」でコーヒーを購入するには、アプリを通して注文する必要がある。
公式HP経由で、使用端末にあわせてダウンロードしよう。
![](https://gourmethunters.net/wp-content/uploads/2021/06/app-download-and-location-selection-screen.jpg)
(root C公式HPはこちらから)
ダウンロードが完了したら、アプリを開いて決済用クレジットカード等の利用者情報を登録する。
5分もあれば入力できる内容だが、クレジットカードの写真を撮影する必要があるため、予め登録を済ませることをおすすめする。
登録が完了すると、場所の選択だ。今回は新橋駅を選択する。
なお、新橋駅の他には東京駅日本橋口の「丸の内中央ビル」と秋葉原のマーチエキュート神田万世橋、関係者限定で門前仲町があるようだ。(2021年6月現在)
秋葉原ではセンサーでの温度管理などにより遠隔の衛生管理を行い、無人店舗で初めて牛乳を取り扱うことでカフェラテも提供しているとのこと。
好みを診断しておススメを教えてくれる「root C MATCH™️」
「root C」では6種類のコーヒーをホット、またはアイスで選ぶことができる。
好みに応じて自分で選んでも良いが、おすすめのコーヒーを提案してくれるパーソナライズ診断機能「root C MATCH™️」がアプリ上に搭載されている。
私はカフェインの摂り過ぎを気にするくらいコーヒーが好きだが、豆や産地には疎い。
ここはアプリの診断に任せてみよう。
コーヒーを飲む頻度や普段飲むコーヒーについてなど、簡単な質問が7問。
サクサク回答していくと、「ホンジュラス モンテシージョス」という中米のコーヒーをお勧めしてくれた。
![](https://gourmethunters.net/wp-content/uploads/2021/06/route-c-coffee-diagnostics.jpg)
質の良い酸味、まろやかな甘みとコクが特徴とのことで、確かに私の好みにあいそうだ。
さっそくアプリ上で新橋駅への到着時刻に合わせて、受け取り時刻を選択し注文を確定。
新橋駅へ受け取りに行こう。
JR新橋駅北口改札へ
![](https://gourmethunters.net/wp-content/uploads/2021/06/in-front-of-the-north-exit-of-shimbashi-station.jpg)
「root C」が設置されているのはJR新橋駅の北口改札。改札を出たらすぐ目の前なので、迷わずにたどり着ける。
![](https://gourmethunters.net/wp-content/uploads/2021/06/location-of-route-c.jpg)
この黒い筐体が「root C」だ。
改札側へ向けて20個のコインロッカーのような取り出し口がついている。
本体の脇には蓋やストロー、砂糖などが備えられていて、自由に使用できるようだ。
また、「root C」はAIでコーヒー需要を予測して、事前に抽出を開始するのだそう。
今回は注文時に設定した受け取り時間より少し早く着いてしまった。
筐体を眺めつつ待っていると、スマホにコーヒーの出来上がりを知らせる通知がきた。
![](https://gourmethunters.net/wp-content/uploads/2021/06/route-c-app-coffee-completion-screen.jpg)
ハイクオリティな味わいに驚愕!
アプリ上でロッカーを開錠し、注文したコーヒーを取り出す。
![](https://gourmethunters.net/wp-content/uploads/2021/06/coffee-in-the-box.jpg)
芳ばしいコーヒーの香りを楽しみながら、さっそく飲んでみる。
すると、想定をはるかに超える本格的な美味しさに驚かされた。
「え!?こんなに美味しいの?こだわった喫茶店の、しかも高めのコーヒーの味じゃないか。」
上質かつ豊かな風味と奥深いコクがしっかり感じられる。
コーヒーラウンジやホテルで注文したら1,000円は悠に超えるのではないだろうか。
![](https://gourmethunters.net/wp-content/uploads/2021/06/route-c-coffee.jpg)
「root C」のコーヒーはすべて、徹底的に味を追求したスペシャリティコーヒーを、さらに厳選したものとのこと。
このクオリティのコーヒーが1杯500円で飲めるのは衝撃だ。
しかも、通勤や移動のついでにほとんど待ち時間なくテイクアウトできる。
アプリで今回選んだ「ホンジュラス モンテシージョス」の説明を読みながら、ゆっくり味わってみる。
北はカリブ海、南は太平洋に面する中米の国 ホンジュラス共和国。
コーヒー栽培の歴史は浅くあまりポピュラーではないが、近年品質が向上して注目され、人気を集めているそうだ。
「ホンジュラス モンテシージョス」は、高品質なコーヒー生産地として知られるマサグアラ地区ポッソネグロ村にある、3代続く家庭経営のモンテシージョス農園で作られた“とっておき”。
モンテシージョス農園は、その規模の小ささ故に一本一本の木に目が行き届き、ブルボン種らしい質の良い酸味と、まろやかな甘みとコクが同居する奥行きを、安定して実現しているとのことだ。
今回セレクトした「ホンジュラス モンテシージョス」を含め、「root C」ではこうしたスペシャリティコーヒーを6種類扱っている。
産地もパナマやエチオピア、インドネシアやブラジルなど様々で、それぞれに個性的で味わってみたいコーヒーばかりだ。
新橋駅を利用する際の、新たな楽しみができた。
![](https://gourmethunters.net/wp-content/uploads/2021/06/shimbashi-station-ticket-gate-and-route-c-coffee.jpg)
移動ついでに駅でスペシャリティコーヒーを堪能しよう。
新橋駅に新しく登場したAIカフェロボット「root C」、いかがだっただろうか。
便利なことはもちろんだが、提供するコーヒー自体のクオリティの高さと、そのコストパフォーマンスに驚かされた。
通勤ついでにお気に入りの一杯を探してみたり、移動ついでに気分に合わせてテイクアウトしてみたりと、日常の中で手軽に本格コーヒーを楽しめそう。
最新のAIカフェロボットが提供するスペシャリティコーヒー、お近くを訪れる際には、ぜひ一度体験いただきたい。
※詳細は「root C」公式HPにてご確認ください。
※写真は筆者撮影
![](https://gourmethunters.news/wp-content/uploads/2023/12/Image-of-popular-hometown-tax-return-gifts-2023.12.jpg)
![](https://gourmethunters.news/wp-content/uploads/2022/08/image-of-ramen-walker-kansai-2023.jpg)
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