
東京駅に来たら、つい立ち寄ってしまう場所がある。ラーメン好きの聖地「東京ラーメンストリート」だ。
数ある名店のなかでも、煮干しラーメン好きの心をつかんで離さない人気店が、「東京煮干しらーめん 玉」である。看板メニューは、その名のとおりとろりと濃厚なスープがたまらない「特製濃厚とろりそば」。
見た目からしてインパクト抜群。でもひと口すれば、煮干しと鶏の旨味がふわりと広がり、重たさよりも奥深さが印象に残る。がっつり濃厚、なのに不思議とするする食べられる──そんな一杯なのだ。
今回は、そんな らーめん玉の「特製濃厚とろりそば」の魅力を、東京駅からじっくりお届けしたい。
※末尾にて詳しい行き方を写真で紹介しています。
東京煮干しらーめん 玉とは?

東京煮干しらーめん 玉は、濃厚魚介ラーメンの名店「玉」が手がける煮干しラーメン専門店である。
スープのベースはコク深い鶏白湯。そこに数種類の煮干しを重ねることで旨味と香りの“黄金比”を生み出している。この組み合わせが、ほかにはないまろやかで奥行きのある煮干しラーメンを実現しているのだ。
煮干しのえぐみや苦味を抑えながらもしっかりと魚介の風味を引き出したスープは、煮干し系初心者でも安心して楽しめる仕上がり。
そんな一杯を、アクセス抜群の東京駅構内・東京ラーメンストリートで味わえるのが「東京煮干しらーめん 玉」なのだ。
並び方と食券の買い方。券売機にも注目!
お店に到着したらまずはそのまま行列の最後尾へ。列の流れは比較的スムーズで、時間帯によっては10〜20分ほどで入店できることもある。順番がきたら、店頭の券売機でメニューを選ぶ。

券売機を前にすると、まず目に飛び込んでくるのが 「特製濃厚とろりそば」。“おすすめ”の文字が添えられ、店の看板メニューとして強く推されている。今回は迷わずこの一杯を選択。存分に味わいたいので、もちろん大盛で。
そして、気になるのが「ラーメンによく合います」「麺類とご一緒に」とのごはん推しのアピール。濃厚な煮干しスープに白いごはん…想像するだけで間違いない。思わずセットで注文してしまった。

ユニークなのが缶バッジやアクリルキーホルダー、アクスタなどのオリジナルグッズも並んでいること。ち“推し活”みたいで楽しい。 (そしてアクスタは、正直ちょっと欲しくなった。)
ラーメンが届く前に。卓上の調味料チェックも楽しい

席に着いたら、あとはラーメンが届くのを待つだけ。ふと目をやると、卓上には調味料がずらり。
定番の胡椒のほか、刻みにんにくや緑色の特製にんにく、豆板醤、一味、酢など、種類豊富だ。この後どこでどれを使うか――味変プランを妄想しながら待つ時間もまた、ラーメンの醍醐味だったりする。
特製濃厚とろりそば、堂々の登場!

待つことしばし、見るからに濃厚そうなスープが印象的な「特製濃厚とろりそば」(税込1250円 ※大盛 税込120円)が運ばれてきた。そしてほぼ同時にお漬物が添えられた白ごはん(税込120円)もやってくる。
丼から立ちのぼる煮干しの香りに、思わず顔がほころぶ。目の前にそろったこのセット、どう見たって“絶対にうまい”やつである。
見た目と香りで伝わる、煮干しのインパクト!

ひと目で分かる、しっかり炊き出された煮干しのドロッと濃厚なスープ。“あっさり煮干し”とはまったく違うことが伝わってくる。
たっぷり注がれたスープで麺はまだ見えない。この時点で、ただならぬ一杯への期待感がふくらんでいく。
具材にも思わず目を奪われる。丼の縁に沿って並ぶのは、見るからにおいしそうなチャーシューが4枚。
さらに、味がしっかり染みていそうな濃い色のメンマに、シャキシャキのネギ。そして視線が自然と吸い寄せられるのが、丼の真ん中で艶めく卵黄。ラーメンに卵黄って、どうしてこうもテンションが上がるのだろう。
まずはスープをひと口。濃厚なのに、不思議とするすると飲める

レンゲでそっとすくって、スープをひと口。
口に入れた瞬間、まず広がるのは煮干しの旨み。それも強烈というよりは、まろやかでじんわり染み入るタイプだ。雑味やえぐみはなく、煮干し本来のコクと香りだけを丁寧に抽出したような、深い味わい。とろりとした口あたりの濃厚さも心地よい。
そして感じるのが、しっかりめに効いた塩気。ガツンと来るほどではないけれど、ごはんとの相性が抜群に良い、“ちょうどいい濃さ”なのだ。このスープに白米を合わせたくなる理由が、たしかに分かる。
煮干し系と聞くとクセが強い印象を持たれがちだが、これはまったく別。濃厚だけどバランスがいい。香り高くて、すっと喉を通っていく。
これは…もう一口、もう一口と止まらなくなるやつだ。
麺は中細ストレート。しなやかで、スープとひとつになる

レンゲを置き、箸でそっと麺を引き上げると、ようやくその姿が現れる。中細のストレート麺は、表面がなめらかで、軽やかに持ち上がる。でもその質感は、見た目以上にしっかりと芯がある。
そして、ここでスープとの相性の良さにハッとする。とろみのあるスープが、一本一本の麺にしっかりまとわりつくのだ。すすった瞬間、麺とスープがぴたりと一体になって、じわっと旨みが広がっていく。
噛めば、もちっとした弾力と歯切れのよさが両立していて、クセになる食感。さらに、小麦の風味もふわっと広がって、食べるたびにスープとの一体感を実感する。
この麺ありきで、このスープなんだな――と納得する絶品の美味しさだ。
メンマもたっぷり。コリコリ食感が良いアクセント

メンマの量が想像以上にたっぷり入っていてちょっと嬉しくなる。味はしっかりめ、でも濃すぎず、コリコリとした歯ごたえが濃厚なスープの中でいいアクセントになっている。
チャーシューは4枚。薄切りでも満足感しっかり

丼の縁に沿って並ぶ薄めだけど大きめサイズのチャーシュー。しっとりと柔らかく、脂の甘みと旨みがじんわりと広がる。見た目以上に満足感が高くて、“特製にして正解だったな”と思える。
ライスをひと口。これは…頼まない理由がない

チャーシューをひと切れつまんだその流れで、白ごはんをひと口。
もう、この時点で確信した。このラーメン、ライスと一緒に食べると完成するやつだ。

濃厚なスープとごはんの相性は、文句なしに最高。スープのしっかりした塩味を、ライスがふんわり受け止めてくれて、味わいがちょうどよく調和する。
食べる前は「ラーメンだけでもいいかな」と思っていたけれど、今なら声を大にして言える。ライス、絶対頼んだほうがいいです。
スープをごはんにかけてみる。これはもう…優勝

もうお行儀とか言ってらんなんくなってきたので、思い切ってライスに熱々のスープをとろりとかけてみる。

そしてレンゲですくって、ひと口。
……はい、これ、完全に優勝です。
口に入れた瞬間、濃厚な煮干しスープの旨みと香りが白ごはんにあまりにも合いすぎて、口福すぎる。ごはんを注文した券売機の前の私を、心の底からほめてあげたい。
白ごはんが煮干しの旨みをたっぷり吸って、これはもう立派なごちそうだ。
味変①:刻みニンニクで一気にパンチ増し
さて、楽しい味変の時間だ!
まずは気になっていた粗目のニンニクから。躊躇なんてしない。

粗めに刻まれたニンニクをスープに落とす。

ぐっとパンチのある風味が加わる。これがまたたまらない。ニンニク好きには絶対刺さるやつ。
味変②:豆板醤で刺激をひとさじ
お次はビビットな色のこちら。

赤く鮮やかな豆板醤をほんのひとすくい。

ピリッと辛みが立って、全体がぐっと引き締まる。濃厚スープとの相性も抜群で、クセになる刺激。
味変③:特製ニンニク、まさかのグリーン!

ふたを開けてびっくり、ニンニクがまさかの緑色。

ドロッとしたおろしタイプで、香りが力強くてクセになる。ちょっとずつ加えると味に深みが出て、面白い。
卵黄をとろり。まろやかさが加わって、ちょっと幸せ

最後に丼の真ん中でお待ちいただいていた卵黄さんを、そっと崩す。

濃厚なスープに卵のまろやかさが加わって、ほっとするような優しさに包まれる。こういう変化、なんだか嬉しい。
締めにごはんで本気出すよ!これは…背徳、でも最高
さていよいよラストスパート。白ごはんで本気を出すときがきた。

まずは、煮干しスープをごはんにたっぷりとかける。この時点でもう、間違いなくおいしいのが確定している。

次に、豆板醤をひとさじ。赤く鮮やかな色が食欲をそそる。

さらに、緑色の特製にんにくをドロッと投入。クセになる香りがふわっと立ち上る。

そして、お酢を少々。スープにほんのり酸味を加えて、あと味をさっぱりと整える。

仕上げにまぜまぜして、レンゲですくっていただきます。
煮干しスープの旨み、辛み、ニンニクのパンチ、そしてお酢の爽やかさがすべて合わさって…
…いやこれ、優勝しすぎでは?
やっぱりライスは頼むべきだね。お店が強めに推してるのも、これは納得だぜ…!
東京駅ラーメンストリートで出会える、煮干し系の“おすすめ”一杯
麺、スープ、トッピング、そして豊富な味変と〆のごはん。最初のひと口から最後のレンゲまで、計算し尽くされた構成に夢中になってしまった。
駅構内でこんな一杯に出会えるなんて、ほんと東京駅すごいな…と思ってしまう。
煮干し系ラーメンが気になる人にも、自信を持っておすすめできる名店です。ぜひ一度、“とろり”の世界、体験してみてください。
ラーメンの他にも見どころいっぱい!美味しいものがいっぱいの東京駅!
さらに、東京駅エリアはグルメスポットとしても注目!
東京駅限定弁当の人気ランキング(「東京駅限定「人気弁当ランキング ベスト10」を詳しくご紹介!」)や、東京駅限定スイーツの人気ランキング(「「東京駅限定 お土産スイーツランキング TOP10」を詳しくご紹介!」)なども詳しくご紹介中。こちらもチェックして東京駅での時間をもっと楽しんでいただきたい。
※画像は筆者撮影。
※2025年4月時点の情報。(画像は撮影時点。)
【店舗情報】東京煮干しらーめん 玉(東京駅 ラーメンストリート)
店名|東京煮干しらーめん 玉(ぎょく)
場所|東京駅 地下1階 八重洲地下中央口 改札外「東京ラーメンストリート」内
※六厘舎の向かい側にあります
営業時間|10:30~23:00(L.O. 22:30)
定休日|無休(施設に準ずる)
座席|カウンター・テーブル席あり
支払い方法|券売機制(現金・交通系IC対応)
アクセス|東京駅 八重洲地下中央口改札を出て右へ → おかしランド前を直進 → ラーメンストリートのエリア内通路を進み奥の角。
東京煮干しらーめん 玉への行き方。東京駅のどこにある?

東京煮干しらーめん 玉は、東京駅構内の「東京ラーメンストリート」内にある。アクセスしやすく、立ち寄りやすい立地が魅力だ。
目指すのは、東京駅・地下1階、八重洲側の改札外にある「東京ラーメンストリート」。電車で訪れる場合は、まず地下1階へ降り、「八重洲地下中央口改札」を目指そう。

東京駅には改札がたくさんあるが、地下から八重洲側に出られるのはこの一か所だけ。ここを通れば、最短ルートでたどり着ける。
改札を出るとすぐに人気の「東京おかしランド」があるが、そこはひとまずスルーして右方向へ。

東京駅の八重洲側は美味しいお店の宝庫で、歩いているだけも楽しい。

右手革には日本各地の地方色を感じる名店が集まった「にっぽん、グルメ街道」。こちらも気になる。

左手には名店「ニュートーキョー」。ここの唐揚げがものすごく好き。だけど今日は直進しよう。

そのまま進むと、左手に「東京ラーメンストリート」が見えてくる。

八重洲地下中央口改札を出て歩くこと数分。ラーメンストリートの入り口に到着。

らーめん玉があるのは、ラーメンストリートのエリアに入って通路を進んだ先。外側の角に位置し、六厘舎のちょうど向かいにあたる。

館内マップの1番がらーめん玉。途切れない行列で有名な六厘舎の対面なので、外側から回る方が分かりやすいかもしれない。
改札からはすぐなので、ぜひ行ってみていただきたい。そして人気店なので、行列もあたりまえ。時間には余裕をもって訪れるのがおすすめだ。