首都「東京」の名を冠する「東京駅」。
日本最多である11面22線ものホーム数を備える大ターミナル駅だが、改札内外には数えきれないほどの飲食店が軒を連ねるグルメ激戦区でもある。
改札内には日本最大級のエキナカ施設「グランスタ東京」や「エキュート」が展開し、改札外にも複数のレストランフロアが広がる。
さらには「大丸東京」や「八重洲地下街」とも地下で繋がっているのだ。
そんなランチ選びも迷ってしまう東京駅で、名店のこだわりが詰まった本格カレーを手軽に楽しめるとして人気なのが、「恋とスパイス 新宿中村屋」だ。
「グランスタ東京」の一部だけど改札の外なので注意!
「恋とスパイス 新宿中村屋」は2020年8月にリニューアルし、34店舗もの飲食店が加わった日本最大級のエキナカ施設「グランスタ東京」にある。
「グランスタ東京」というと改札の中にあるイメージが強いが、実は一部の店舗は改札の外に展開している。
「恋とスパイス 新宿中村屋」も改札外のお店なので、ご注意いただきたい。
場所は東京駅の地下1階「グランスタ地下北口」から八重洲側に歩いてすぐだ。
店に入ってすぐ券売機で注文するスタイルなので、入店前に何を頼むか決めておこう。
カレーは主に、「チキンカリー」、「ビーフカリー」、「海老ベジカリー」、「カツカリー」、季節限定カリーの5種類だ。
「チキンカリー」と「海老ベジカリー」は黄色いインド風スパイスカレーで、「ビーフカリー」と「カツカリー」は茶色の欧風カレー。
それぞれ、シンプルなスタンダードと、トッピングを盛った豪華バージョンを展開している。
せっかくなので、1番人気の「恋のチキンカリー」“恋盛りトッピング”を注文してみよう。
店に入るとすぐにタッチパネルがあるので、注文と支払いを行い、レシートを受け取る。
店内は2人~4人で食べられるテーブル席の他、カウンター席も備えられている。
ランチにも仕事帰りにも、1人で気軽に利用できそうでうれしい。
一番人気は「恋のチキンカリー」 恋盛トッピング!
席に座ると数分で「恋のチキンカリー」恋盛トッピングが到着。
独自配合で20種類使用されているというスパイスが香り、食欲をそそる。
デフォルトの淡路島産フライドオニオンやパクチーに加え、恋盛トッピングではパパド(豆粉せんべい)、ほうれん草ソテー、揚げたまごが追加され、豪華なビジュアルだ。
さっそく食べてみると、スパイスがしっかりと効いているが、辛さは控えめ。
甘味とコクに加え、トマトの酸味がしっかりと感じられる。
辛い物があまり得意でない方でも美味しく食べられそうだ。
ゴロっとした大きさのチキンも柔らくてジューシー。
パクチーやほうれん草ソテーなどのトッピングはどれもチキンカレーにマッチして美味しい。
なかでも“揚げたまご”にテンションが上がる。
中はもちろんトロトロの半熟。
どのタイミングで崩すかは好みの分かれるところだ。
もうひと恋を楽しむ“追いスパイス”
そのまま食べても美味しい「恋とスパイス 新宿中村屋」でカレーだが、さらに楽しみたいのが、卓上に備えられた“追いスパイス”だ。
トッピングの「ポル・サン・ボーラ」(ココナッツと赤トウガラシのふりかけ)や、卓上の「スパイスオイル」と「辛味スパイス」で、自分好みの味にアレンジできる。
ラー油のようなビジュアルの「辛味スパイス」は、中村屋特製のガラムマサラ(インドのスパイスミックス)と2種類の唐辛子を高温のマスタードオイルと混ぜ合わせたとのこと。
加えると、マイルドだったチキンカレーが辛さも風味もアップして新たな味わいに。
特製の「スパイスオイル」は、5種類のホールスパイスとカレーリーフをマスタードオイルで抽出。
辛味やスパイス感に加えてオイリーなコクも加わり、さらに美味しくなる。
そして追いスパイスで一番おすすめなのが、全てのカレーに添えられる「ポル・サン・ボーラ」だ。
「ポル・サン・ボーラ」とは、細かく削ったココナッツと赤トウガラシのスリランカ風のふりかけだ。
カレーに混ぜるとココナッツの風味とトウガラシの辛みが加わり、スリランカ風カレーに変化する。
この「ポル・サン・ボーラ」、私はこの「恋とスパイス 新宿中村屋」で初めて知ったのだけど、カレー通の人々にはお馴染みだそうだ。
どこかで購入できるのならば、ぜひ手に入れたいと思うくらいに気に入ってしまった。
さらに「恋とスパイス 新宿中村屋」はお水にもスパイスの女王と呼ばれる「カルダモン」のエキスが入っている。
爽やかな風味がカレーとマッチするので、ぜひ味わってほしい。
東京駅で老舗の本格カレーを気軽に楽しめる!
東京駅「グランスタ東京」の「恋とスパイス 新宿中村屋」、いかがだっただろうか。
1927年に日本で初めて本格的インドカレー「純印度式カリー」が発売されて以降、90年以上にわたり受け継がれてきた中村屋の伝統を感じさせるお店だ。
ただ美味しいだけでなく、トッピングも含めて本格インドカレーを存分に堪能できる。
追いスパイスで自分好みの美味しさを追求できるのも楽しい。
東京駅構内という立地と「新宿中村屋」と比べるとリーズナブルな価格帯で、ランチはもちろん仕事帰りにも気軽に立ち寄れそう。
東京駅を訪れた際は、駅構内で中村屋伝統の本格インドカレーを楽しんでみては、いかがだろうか。
ちなみに、メニューの個性的なネーミングは、中村屋の「純印度式カリー」が誕生する際の、インド人革命家ラス・ビハリ・ボース氏と、中村屋創業者夫妻の娘・俊子氏との出会いからきているとのこと。
その秘話を紹介している冊子がお店でもらえるようなので、こちらもチェックしてほしい。
「恋とスパイス 新宿中村屋」店舗概要
- 店舗名
恋とスパイス 新宿中村屋 - 所在地
JR東京駅構内「グランスタ東京」B1(改札外)
(東京都千代田区1-9-1) - 電話暗号
03-6206-3076 - 営業時間
月~土/11:00~22:00
日祝/11:00~21:00
※新型コロナウイルス感染拡大状況により変更の場合あり。 - 詳細は「恋とスパイス 新宿中村屋」公式HPにてご確認ください。
楽天市場の公式ショップもチェック!
「新宿中村屋」は楽天市場にも公式ショップ「新宿中村屋 楽天市場店」を開設している。人気の冷凍カレーや中華まんをはじめ、バラエティ豊かに取り揃えている。
こちらも合わせてチェックしてみよう。
※画像は筆者撮影
※2021年7月時点の情報
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