
東京駅は日本全国のおいしいものが集まるグルメの一大集結地。その中でもラーメン好きを釘付けにする人気スポットが「東京ラーメンストリート」だ。
話題のラーメン店が集結した「東京ラーメンストリート」のなかでも、ひときわ長い行列で目を引くのが、つけ麺界を代表する人気店「六厘舎TOKYO」である。
もちもちの極太麺を、動物系と魚介の旨みをこれでもかと詰め込んだ超濃厚スープにくぐらせて食べる。 一口ごとの多幸感がたまらない美味しさは、長い行列にも並ぶ価値がある。
今回は、そんな六厘舎のつけ麺の魅力はもちろん、おすすめメニュー、行き方、並び時間の目安や、ちょっとした味変の楽しみ方まで、まるっと紹介していく。
東京駅のなかでも随一の人気店の一杯。ぜひ味わっていただきたい。
※末尾にて東京ラーメンストリート「六厘舎TOKYO」への行き方を写真付きで詳しく紹介しています。
「濃厚×極太」つけ麺の元祖。東京駅で味わう、六厘舎という幸せ

濃厚スープに極太麺――。
今ではすっかり“つけ麺の王道”となったこのスタイルを築き上げ、全国的なブームを巻き起こしたのが「六厘舎」である。
そんな六厘舎の歩みは、2005年に大崎の住宅街で始まった。開店当初からその味の評判は瞬く間に広がり、時には最大5時間待ちという長蛇の列ができるほどに。

しかし、日に日に伸びる行列が近隣に影響を与えることもあり、2010年8月、惜しまれながらも一度閉店を迎える。「行列が長すぎて閉店したラーメン屋」として、当時は多くのメディアでも話題になった。

その六厘舎の味を、アクセス抜群の巨大ターミナル東京駅で楽しめるのが「六厘舎TOKYO」である。 観光や出張の合間にふらりと立ち寄れるのも、大きな魅力のひとつだ。
六厘舎はどれくらい並ぶ?入店までの目安

お店に着いたら、まずは行列に並ぼう。
「六厘舎TOKYO」は、東京駅に集まる人気ラーメン店の中でもトップクラスの行列店。いわゆるアイドルタイム(14:00〜17:00)でも、行列が途切れているのを見たことがない。
平日でも30分は並ぶのが普通だ。週末のお昼時はさらに長時間待ちになることが多い。 時間に余裕をもって訪れるのが、おいしく楽しむための第一歩だ。
(東京駅でよくうろうろしている筆者も、空いている瞬間に出会ったことがない。そして個人的な体感だが、床に書かれた待ち時間の目安よりも早く入れることが多い印象である。)
六厘舎でおすすめのメニューは「特製つけ麺」!つけ麺との違いは?

店頭までたどり着いたら、順番に食券を購入しよう。

HPでもおすすめされている「生七味つけ麺」も気になりつつ、王道かつ個人的にもおすすめなのは「特製つけ麺」。もちろん特盛だ。
ちなみに、六厘舎の「つけ麺」と「特製つけ麺」の違いは、トッピングにある。「特製つけ麺」は、基本のつけ麺に人気の味玉と豚ほぐしを加えた、六厘舎の人気ナンバーワンメニューなのだ。
ボリュームも満足感もぐっと増すので、迷ったらまずはこれを選んでおけば間違いない。
六厘舎の人気ナンバー1メニュー「特製つけ麺」を堪能!その魅力を徹底解説!
店内に入り、食券を店員さんに渡して半券を受け取り、案内された席へ。

店内にはカウンターのほかテーブル席もあり、場所柄、観光客のグループやファミリーの姿もちらほら。そして、外国人観光客の来店も目立つ。もう、六厘舎は世界のラーメンである。

卓上には、味変アイテムがずらりと並ぶ。六厘舎特製の辛味、焙煎七味、ほんのり爽やかな柚子粉、そして個包装の追い魚粉……どれも試してみたくなる存在感だ。
元祖にして王者な1杯!六厘舎「特製つけ麺」が降臨!
紙エプロンを装着し、気持ちを整えていると――ついにその時がやってきた。

六厘舎TOKYOの「特製つけ麺 特盛(税込1350円)」が、堂々と眼前に登場。
見るからに濃厚でとろみのあるつけ汁から、魚介と動物系の香りがふわりと立ちのぼる。隣には、ずっしりと盛られたワシワシの極太麺。たっぷりの存在感に、自然とテンションが上がってしまう。

濃厚さを感じさせるつけ汁の上には、海苔の筏にのった魚粉がふわりと鎮座。そのまわりには、チャーシュー、ネギ、メンマ、なるとが浮かび、特製トッピングの豚ほぐしがしっかりと存在感を放っている。

六厘舎ならではの、「ガサツで荒々しく男らしい」と評される極太麺。見るからにインパクトがあり、ひと目で“ただものではない”と伝わってくる存在感だ。
多くのラーメンファンから支持される製麺所「浅草開化楼」に特注した麺は、並盛でも300gあるという。今回は、六厘舎の美味しさを存分に味わいたくて、“特盛”を選んだ。その名に違わぬ山盛りのボリュームは、目にしただけで気分が上がる。
そして、ころんと添えられたまるまる一個の味玉が、またうれしい。

まずはスープをひと口、レンゲですくって味わってみる。トロっとした口当たりとともに、豚骨と鶏ガラの力強い旨みがじんわり広がる。
六厘舎の代名詞でもあるこのスープは、大量の豚骨・鶏ガラをベースに、鯖節・カツオなどの魚介を合わせて12時間以上かけて作られるという。動物系のコクがしっかりと感じられ、そこに魚介の風味が重なって、奥行きのある味わいに仕上がっている。
粘度はそこまで高くないが、旨味は濃厚。そして重すぎず、でもしっかりとパンチがある。
こってりすぎず、でも物足りなさもない。“濃厚だけど、ちょうどいい”——それが六厘舎のスープである。バランスが絶妙で、つけ麺好きの心をわしづかみにする味だ。

麺をひと口分、スープにくぐらせる。濃厚なつけ汁にワシワシの極太麺がダイブすると、一本一本にスープがしっかりとまとわりつく。
口に運べば、麺の力強い食感と濃厚スープの旨味がぴたりと寄り添い、口の中で一体となる。 噛むほどに、小麦の風味とスープのコクが重なり合い、深みを増していく。
スープとの相性は申し分なく、重厚なのにどこか軽やか。 ひと口ごとに満足感があるのに、箸は止まらない。
六厘舎の麺は、まさに“究極”の一杯にふさわしい存在感だ。
特製つけ麺の魅力的なトッピングたち。味変の楽しみはまさに変幻自在!

次に注目したいのが、そぼろのような見た目の豚ほぐしだ。見た目以上に味わい深く、スープとの相性も抜群。
多くの人は、まずスープにそのまま溶かしてしまいがちだが、それだけではちょっともったいない。 実は、知る人ぞ知る“通の食べ方”がある。
それは、豚ほぐしを麺の上にそっと乗せ、麺と一緒にスープにくぐらせて食べるという方法。豚肉の旨味と甘み、小麦の風味、そしてスープのコクが一体となり、ひと口ごとに多層的な味わいが広がっていく。
さらに後半、スープに溶かし込めば、つけ汁のパンチがぐっとアップ。 味玉と並ぶ人気も納得の、実力派トッピングである。
そして、もうひとつの注目ポイントが海苔の筏に乗った魚粉。このスタイルは、まさに六厘舎流の“粋なこだわり”である。

スープにいきなり全部溶かしてしまうのではなく、少しずつ崩しながら加えていくのが通の楽しみ方。少量ずつをつけ汁にそっと混ぜると、魚介の風味がふわっと立ち上がり、スープに新たな表情が加わる。
見た目に遊び心、味に奥行き。海苔の筏に魚粉を乗せるという演出にまで、六厘舎の美学が宿っている。
チャーシューは肉厚な豚バラロール。

部分によってはしっかりした噛みごたえがあり、肉の旨みと染み込んだ味わいがじゅわっと広がる。脂はノリノリだが、くどさはなく香りも抜群。 つけ麺の合間に頬張ると、幸せになるトッピングだ。
豚ほぐしと並ぶ人気トッピングといえば、やっぱり味玉。

中はとろりと半熟で、白身にはほんのり甘めの下味がついている。濃厚なスープの合間に食べると、ふっと力が抜けるような優しさがあって、なんだか癒される。見た目もかわいらしい。
途中でコショウをひと振りすると、スープにキレが出て、味がグッと引き締まる。

重厚なつけ麺に、ちょっとしたアクセントを加えたいときにぴったりだ。
続いては特製焙煎七味。

ピリッとした辛さの中に香ばしさがあり、スープに深みと輪郭が加わる。少量でもしっかり効くので、入れすぎ注意だ。
さらにおすすめなのが柚子粉。

少しだけ加えると、ふわっと広がる香りとほのかな酸味が、口の中をリセットしてくれる。重厚な一杯の中で、まさに“清涼剤”的存在だ。
刺激を加えたいときは、六厘舎特製辛味をひとさじ。

じわっと辛さが広がり、スープにキレと香ばしさが加わる。しっかり辛いので、まずは少量からがちょうどいい。
最後に試したいのがお酢。

重厚なスープに軽やかな酸味が加わって、後半ももたれずさっぱりいただける。こってり→すっきりへの味変が心地よい。
つけ麺の締めと言えば…スープ割り!
麺を食べ終えたら、最後のお楽しみ「スープ割り」へ。六厘舎では、魚出汁に柚子を加えた割りスープで、残ったつけ汁を自分好みにのばして味わえるのだ。

スープ割りは、店員さんにお願いしてもOKだし、カウンター席の場合は卓上にポットが置かれているのでセルフで注げる。

器にそっとスープを注ぐと、濃厚だったつけ汁がまろやかに変わり、ふわっと魚介と柚子の香りが立ち上る。
レンゲでひと口すすると、重厚な旨みを残しつつ、驚くほどすっきりとした後味。 濃厚さの余韻を楽しみながら、最後まできれいに締められるのがうれしい。一杯の終わりまで、しっかり楽しませてくれる。
行列に並ぶ価値がある、“完成された一杯”
六厘舎の特製つけ麺は、濃厚スープと極太麺の王道スタイルを確立した、まさに“元祖”ともいえる一杯。
一見ガツンとした男前な見た目ながら、その中に繊細な味の設計と、何通りもの楽しみ方が詰まっている。
豚ほぐしや味玉、魚粉といったトッピングのバランス、
途中で加える調味料による味変、
そして、最後を飾るスープ割りまで。
一杯まるごとで完成されたストーリーを味わっているような、満足感の高いつけ麺体験だった。
行列に並んででも食べたいと思わせてくれる理由が、ちゃんとそこにある。
東京駅を訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてほしい。
【店舗情報】六厘舎TOKYO(ろくりんしゃトウキョウ)
住所: 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 B1F 東京ラーメンストリート内
最寄駅: JR「東京駅」八重洲地下中央口から歩いて数分
営業時間: 7:30〜9:45 L.O 9:30(朝つけ)/10:00〜23:00 L.O 22:30(通常営業)
※閉店間際は、混雑状況により受付時間が早く終了する場合がございます。
定休日: 無休(施設に準ずる)
座席数: 26席 カウンター・テーブルあり
支払い: 食券制(現金・交通系電子マネー対応)
六厘舎TOKYOへの行き方。東京駅のどこにある?

「六厘舎TOKYO」は、東京駅構内でもアクセスしやすい場所にある。とはいえ、東京駅はとにかく広く、初めて訪れる人には少しわかりにくいのも事実だ。
目指すのは、東京駅・地下1階、八重洲側の改札外にある「東京ラーメンストリート」。電車で訪れる場合は、まず地下1階へ降り、「八重洲地下中央口改札」を目指そう。

東京駅には改札がたくさんあるが、地下から八重洲側に出られるのはこの一か所だけ。ここを通れば、最短ルートでたどり着ける。
改札を出るとすぐに人気の「東京おかしランド」があるが、そこはひとまずスルーして右方向へ。

東京駅の八重洲側は美味しいお店の宝庫で、歩いているだけも楽しい。

右手革には日本各地の地方色を感じる名店が集まった「にっぽん、グルメ街道」。こちらも気になる。

左手には名店「ニュートーキョー」。ここの唐揚げがものすごく好き。だけど今日は直進しよう。

そのまま進むと、左手に「東京ラーメンストリート」が見えてくる。

八重洲地下中央口改札を出て歩くこと数分。ラーメンストリートの入り口に到着。

「六厘舎TOKYO」があるのは、ラーメンストリート角。館内MAPの3番だ。エリア内の通路から店頭に行っても行列ができているので、外側から回るのがおすすめだ。

改札からはすぐなので、ぜひ行ってみていただきたい。ただし東京駅随一の行列店なので人気店なので時間には余裕をもって訪れるのがおすすめだ。
ラーメンの他にも見どころいっぱい!美味しいものがいっぱいの東京駅!
さらに、東京駅エリアはグルメスポットとしても注目!
東京駅限定弁当の人気ランキング(「東京駅限定「人気弁当ランキング ベスト10」を詳しくご紹介!」)や、東京駅限定スイーツの人気ランキング(「「東京駅限定 お土産スイーツランキング TOP10」を詳しくご紹介!」)なども詳しくご紹介中。こちらもチェックして東京駅での時間をもっと楽しんでいただきたい。
※画像は筆者撮影。(一部は株式会社松富士食品 配信のプレスリリースより。※配信日2025年2月7日)
※2025年4月時点の情報。(画像は撮影時点。)