”日本一のラーメン店”と呼ばれる大人気のラーメン店「中華蕎麦 とみ田」。
本店は千葉県・松戸だが、千葉県外では唯一、東京駅直結の商業施設「KITTE」地下1階に支店を構えているのだ。
「とみ田」といえば、やはり外せないのが看板メニューの「濃厚つけ麺」。
『日本一のラーメン店「とみ田」の絶品「濃厚つけ麺」を東京駅直結で堪能!』の記事でも紹介した通り、この濃厚つけ麺は「大つけ麺博・ラーメン日本一決定戦」で三連覇を果たした伝説的な一杯だ。
濃厚な豚骨魚介スープに絡む極太の自家製麺。その味わいは、一度口にすればもう忘れられないほどの美味しさだ。
しかし実は「松戸富田麺絆」には、他にも注目の絶品メニューがあるのをご存じだろうか?
それが「もりそば」と「中華そば」だ。
この二品は「とみ田」店主・富田氏の師であり「東池袋大勝軒」の創業者である山岸一雄氏への深いリスペクトが込められた特別な一杯。
今回は、この「もりそば」と「中華そば」についてもじっくりとご紹介したい。
東京駅直結で食べられる“日本一のラーメン店”の味「松戸富田麺絆」!
「中華蕎麦とみ田」の支店「松戸富田麺絆」があるのは、東京駅に隣接するJPタワー内の商業施設「KITTE丸の内」地下1階だ。東京駅から地下1階に降りて丸の内地下南口改札から直結しているので、雨の日も濡れずにサッと行けるのが嬉しいポイントである。
注文は店頭の券売機で食券を購入するスタイル。今回は、「もりそば」を注文しよう。
「もりそば」は、つけ麺の生みの親である故・山岸一雄氏が生み出した伝説的な味を、孫弟子である富田氏が現代に蘇らせた一品だ。山岸氏は「東池袋大勝軒」の創業者であり、茨城県出身の富田氏も彼に憧れてラーメンの道へ。山岸氏の弟子・田代浩二氏のもとで修行を積み、今に至る。
店内には、山岸氏への敬愛を示す写真が飾られており、富田氏の熱い思いがひしひしと伝わってくる。
食券を買ったら店員さんに渡して席に着こう。不織布のエプロンも渡してくれるので、しっかり装着して料理を待つことにしよう。
師へのリスペクトが込められたクラシカルな逸品!「もりそば」の魅力!
しばし待って、やってきたのは「もりそば 特盛(480g)」(税込1,230円)。
クラシカルな見た目の「もりそば」だが、その味わいはじんわり心に沁みわたるのだ。
無造作に盛られた自家製の中太麺は、ツルっとしたのど越しとモチモチ感がたまらない。
噛むほどに広がる小麦の香りとほんのりとした甘みがクセになる美味しさだ。
そして、つけ汁は「濃厚つけ麺」とはひと味違う、さらっとしたスープ。
ゲンコツや鶏ガラ、煮干しやさば節、さらには豚の挽き肉がじっくり旨味を引き出し、魚介のふくよかな出汁に、ほんのり甘みと酸味が加わった一杯だ。
濃厚ガッツリ系のつけ麺を食べたい人には少しもの足りないのかもしれないが、このあっさりした味わいがどこか懐かしく、シンプルながらも心に残る美味しさがある。
「濃厚バンザイ!」な最近のつけ麺文化の中、私も「濃厚ヒャッホイ!」派ではあるが、こうしたクラシカルで優しい味もいいものだ。
さすが「とみ田」クオリティ。厳選した具材と極上の麺が織りなすシンプルな美味しさが、ほっこりと心を満たしてくれる。
「とみ田」が再現!「東池袋大勝軒」の王道「中華そば」!
さて、次にご紹介するのは「中華そば」。この一杯も、「とみ田」店主・富田氏が、師匠であり「東池袋大勝軒」創業者である山岸一雄氏の中華そばを忠実に再現したものだ。富田氏の山岸氏への深いリスペクトが感じられる、丁寧で心のこもった仕上がりである。
「とみ田」といえばつけ麺のイメージが強いが、この「中華そば」も、「つけ麺が主役とは思えない!」と評判が高い人気メニュー。ファンの多さも納得の一杯の美味しさなのだ。
今回注文したのは「中華そば 特盛(450g)」(税込1,250円)。
まず目を引くのは、モチモチとした中太縮れ麺にたっぷりと絡む煮干し風味のスープ。
そしてピンク色が美しい大判チャーシューがどんと構え、迫力満点だ。濃い色合いのメンマや、昔ながらのマンガのようなナルト、シャキシャキの白ネギが添えられ、さらに半熟ではないゆで卵も飾られている。
この見た目も含めて、東池袋大勝軒本店へのオマージュが感じられる「中華そば」。どこか懐かしいビジュアルが心をくすぐる。
まずはスープから一口。
煮干しの風味がたっぷり効いた、コク深い醤油ベースのスープに程よく背脂が加わり、最初はあっさりとした印象だが、じわじわと濃厚な旨味が口いっぱいに広がっていく。最後の一滴まで飲み干したくなる美味しさだ。
中太縮れ麺はしっかりとした歯ごたえがあり、煮干し風味のスープと絶妙に絡む。
噛むほどに小麦の風味が感じられ、麺の歯ごたえとスープの相性は抜群。まさに「とみ田」クオリティの高さを実感させる一杯だ。
柔らかく、噛むほどに旨味がじんわり広がるチャーシュー。
そして半熟でもなく、味玉でもない、このゆで卵がまたノスタルジックな良い味を出している。
メンマもほんのり甘みがあり、濃い色合いと歯ごたえがたまらない。思わずお酒のつまみにもなりそうな美味しさだ。
「とみ田」クオリティの中華そばは、コシのある麺と煮干しの旨味がしっかり効いたスープが絶妙に絡み合い、一口ごとに満足感が広がる。シンプルながら奥深い味わいで、多くのファンが絶賛するのも納得できる一杯だ。
“日本一のラーメン店”「とみ田」による師へのリスペクトが詰まった特別な逸品を味わおう。
東京駅直結の「松戸富田麺絆」、どうだっただろうか。看板の「濃厚つけ麺」はもちろんだけど、「もりそば」も「中華そば」も、心をぐっとつかむ一杯だ。
東京駅を使うときや、ちょっと丸の内まで出かけたときには、ふらっと寄ってこの味を楽しんでほしい。
それから、東京駅エリアにはまだまだ美味しいものがずらり。「グルメハンターズ」では、東京駅ならではのグルメをたっぷり紹介しているのだ。気になる東京駅限定弁当の人気ランキング(「【2024年度版】東京駅限定「人気弁当ランキング ベスト10」を詳しくご紹介!」)や、東京駅限定スイーツの人気ランキング(「【2024年最新】「東京駅限定 お土産スイーツランキング TOP10」を詳しくご紹介!」)なども詳しくご紹介中なので、ぜひ覗いてみてほしい。
きっと、東京駅エリアのおいしい発見が、もっと楽しくなるはずだ!
「松戸富田麺絆」店舗概要
- 所在地 東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE丸の内 B1F
- 営業時間 [月-金]11:00-21:30 [土・日・祝]11:00-20:30
- 定休日 なし ※施設に準ずる
- TEL
03-6259-1133
- 公式HP:「中華蕎麦 とみ田」公式HP
※画像は筆者撮影。(一部はプレスリリースより)
※2024年11月時点の情報。
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