日本全国から人気飲食店が集結する国内屈指のグルメスポット「東京駅」。
メディアで幾度も紹介されている人気店も多く、周辺で働くオフィスワーカーや東京駅を利用する旅行者はもちろん、話題を聞きつけ、その店を目的地として足を運ぶお客も多い。
そんなグルメ激戦区である東京駅の中でも、特におすすめしたいイチ推しのとんかつ屋さんがある。
あまりメディアで紹介されているのは見かけない、少なくとも筆者は見たことがないのだが、それでもランチタイムをかなり過ぎた時間でも行列が絶えない人気店だ。
もちろん筆者も大好きで足繁く通っている。
お腹が空いても行列が少なそうな14:00過ぎまで我慢して訪れて、それでもまだ行列は絶えておらず並ぶ…そうまでしても食べたい店なのだ。
それが、今回ご紹介する行列が絶えない人気店「とんかつ 寿々木(すずき)」だ。
東京駅で行列が絶えない絶品とんかつ屋さん!「とんかつ寿々木」
東京駅の八重洲北口改札のそば立地する54店舗からなる一大飲食エリア「グランスタ八重北」。
「とんかつ寿々木」は、その1階に広がる「八重北食堂(やえきたしょうくどう)」の中心あたりにある。
実はこの「グランスタ八重北」は、2022年4月にリニューアルオープンしたエリア。「とんかつ寿々木」はリニューアル前からあった店だが、場所もそのままに残ってくれた。
リニューアル工事中には閉店してそのまま無くなってしまうのではないかと、気が気でなかったファン、筆者以外にも多かったことだろう。
さっそく店内へ!
店内はカウンター中心ではあるが、2人掛けや4人掛けのテーブル席も用意されている。
無垢のカウンターが配置された店内は清潔な印象で、店員さんの接客もいつも感じが良い。
こうしたお店の雰囲気によるものか、ボリューミーなイメージこあるとんかつ屋さんながら、若い女性客のひとり客も多い。
もちろん場所がら旅行客も多いし、訪日外国人旅行者も見かける。初来店でも気兼ねなく利用できるので安心いただきたい。
卓上には、とんかつソースとキャベツ用に胡麻ドレッシング&柚子ドレッシングが備えられている。
カウンターでも各席ごとに設置されているので、好きなタイミングでソースがかけられて嬉しい。
全部食べてみたい!とんかつ寿々木のメニュー
メニューはとんかつ屋さんとしてスタンダードな構成。
一番人気はやはり「ロースかつ定食」、次いで「ひれかつ定食」だそうだ。海老フライの他、実はアジフライも人気で、定食にプラスして頼む常連もよく見かける。
今回は王道のロースかつ定食を食べることにしよう。
ところで、1,480円は普段のランチとしてはお高めだと思える。筆者にとってはけっこうお高めな値段だ。
しかし、本格的なとんかつ屋さんでは定食を食べると2,000円を優に超える店も多い。
行列になるほどの美味しいとんかつで、さらにこの東京駅という立地を考えると、実はこの値段はかなりコストパフォーマンスが良いと思える。
なお、ごはんとキャベツはおかわり自由。ごはんは最初から大盛でお願いしても、快く応じてくれる。
ロースかつ定食が到着!
到着した「ロースかつ定食」(税込1,480円)※ごはん大盛。
肉厚ボリューミーで、黄金色に揚げられたとんかつとキャベツ、ごはんと赤だしと漬物の、“ザ・とんかつ定食”な構成だ。
シジミが入った赤だしの味噌汁は、蓋を開けるとふわっと香りが広がる。
肉厚なとんかつは網に載せらていて、最後まで美味しく食べられる。
さっそくソースをかけたくなるが、上質な国産豚ロースを丁寧に仕込んで純正植物油で揚げたというこだわりのとんかつ、せっかくなので、まずはそのままいただいてみる。
(店員さんにお願いするとお塩ももらえます。)
やや粗目の自家挽き生パン粉を使用した衣は、サクサクと驚くほどに食感が良い。ザクザク一歩手前くらいの絶妙な加減だ。
肉厚のロースは淡いピンク色に仕上げられ、丁寧に処理されて筋も感じられず柔らかくてジューシー。
衣の香ばしさと食感、ロースの旨味と脂のほんのりとした甘みが一体となり、まさに口福だ。
次にソースをかけて食べてみよう。
見た目よりもサラッとしたとんかつソースは、衣のサクサク感を損なわずに程よく絡む。
ソースの濃すぎずちょうど良い甘さとコク、カラシのアクセントが、とんかつにベストマッチする。
少し硬めに炊かれたごはんと共に永遠に食べていたくなる美味しさだ。
とんかつ定食と言えば、キャベツも大事!
そしてとんかつ定食と言えばキャベツも大事。食べ方は人それぞれかもしれないが、筆者はまず胡麻ドレッシングからスタート。
そして後半はさっぱり柚子ドレッシングにチェンジ。
定食の2/3くらい食べたところで、おかわりキャベツ(とご飯)をいただきます。
おかわりキャベツに何をかけるか?
そうだね、プロテインだね。
という訳はなくて、とんかつソースをかけるのが筆者のジャスティスです。
いつか全制覇したい、「とんかつ寿々木」のメニューたち。
今回ご紹介した一番人気の「ロースかつ定食」以外にも、気になるメニューがいっぱいの「とんかつ寿々木」。
その一部をご紹介したい。
食いしん坊なら迷わずチョイス!「ロースかつ定食(大)」の圧ある厚み!
メニューをみて気になった人もいるかもしれいが、食いしん坊向けに「ロースかつ定食(大)」(税込1,780円)もあるのだ。
ロースかつ(大)は網からはみ出る程の大きさ。食べ応えがありそうだ。
迫力のある厚みと淡いピンクの断面に、食べる前からテンションがあがってしまう。
とんかつソースをたっぷりめにかけていただく。
丁寧に仕上げられたロースは厚みはあっても柔らか。ジューシーなロースかつの美味しさを一口で堪能できる。
並ばずリーズナブルに食べられるテイクアウトにも注目!
ランチタイムをかなり過ぎても行列が絶えない「とんかつ寿々木」だが、お昼に並ぶ時間を確保できない時は、テイクアウトの利用がおすすめだ。
行列に並ばずに済むこともありがたいが、注目すべきはそのお値段。
店内で「ロースかつ定食」を食べると税込1,480円だが、お持ち帰りのお弁当だと、なんと税込900円。
約40%OFFのお値段なのだ。
お得に食べたい人にもおすすめだ。
とんかつ好きは乗り換えついでに改札を出てみても!
東京駅の行列ができるとんかつ屋さん「とんかつ寿々木」、いかがだっただろうか。
繰り返しになるが、東京駅の中に立地しながら、このとんかつ定食が1,000円台で食べられるとは、やはり驚きのコストパフォーマンスだ。
とんかつ愛好家はもちろんそうでない人も、東京駅を利用する際にはぜひ立ち寄ってみてほしい。
「とんかつ寿々木」への行き方
「とんかつ寿々木」がある飲食店エリア「グランスタ八重北」は東京駅八重洲北口改札に隣接しており、改札を出てすぐだ。
八重洲北口改札を正面に見て右手側へ、券売機の前を進んでいく。(電車で来て改札から出る人は、改札を出て右に曲がる。)
すぐに突き当たるので左折。丸の内方面へと続く通路を進む。
すると右手側に「グランスタ八重北」の1階フロア「八重北食堂」が。
「八重北食堂」に入ったらそのまま直進しよう。左手側にあるのが「とんかつ寿々木」だ。
「とんかつ寿々木」(グランスタ八重北)概要
- 住所:
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1
JR東日本東京駅構内1階改札外「グランスタ八重北」内
※八重洲地下北口改札を出てすぐ - 電話番号:03-3284-8305
- 営業時間:11:00 – 23:00(L.O 21:30)
- 定休日:「グランスタ八重北」に準ずる。(無休)
※画像は筆者撮影
※2023年10月現在の情報(画像は撮影時)
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