
暑い季節、日差しの強さにちょっと疲れたら、冷房のきいた部屋でお気に入りのマンガを一気読みするのも、夏のたのしみのひとつである。
総合電子書籍ストア「ブックライブ」が発表した2025年上半期の人気ランキングには、アニメ化作品から胸キュンラブ、熱いバトルマンガまでよりどりみどり。
話題の電子コミックスを探している人も、おすすめの1冊が知りたい人も、このランキングをのぞけば「読みたかった!」がきっと見つかるはずだ。
「ブックライブ」とは
「ブックライブ」は、マンガや小説、実用書まで幅広くそろう電子書籍ストアである。
人気の電子コミックスも豊富で、レビューやランキング機能も見やすい。
スマホやタブレットでもサクッと読めて、気になる1冊にすぐ出会えるのがうれしい。
ブックライブの2025年上半期人気ランキング
この半年、ブックライブで注目を集めたマンガはどれだったのだろうか。
レビューでも高評価を集めた話題作や、定番の人気コミックスがランキングに名を連ねた。
第10位:ダンダダン

オカルト、UFO、怪異…そして恋!? 一見カオスな要素が抜群のテンポと画力でまとめ上げられた、ジャンプ+発のバトルラブコメ。
電子コミックスでも圧倒的な勢いを感じる仕上がりで、読んでいるだけで元気になる。
アニメ第2期への注目も追い風となり、ランキング入りを果たした。
ブックライブ書店員のレビュー
作画力と構成力の高さにくぎづけ。
漫画愛にあふれた勢いと、思春期の繊細な心情が両立した今いちばん“推せる”作品。
オマージュやネタの応酬も楽しく、読後感の満足度がとても高い。
気になる読者の口コミは?
「熱くてアツくて手が止まらない!」「イケメンも出てくるし妖怪も強い」
「太眉女子、最高すぎる…」「ジョジョみたいなノリでアガる」
“マンガ力”がすごいという声が多数。テンポ重視派に刺さっている。
第9位:悪女は美しき獣の愛に咲く

ありもしない悪評を流された侯爵令嬢・カリナが、ケダモノと呼ばれる辺境伯ノクトに嫁ぐところから始まるラブストーリー。
人嫌いと噂されるノクトとの新婚生活は、冷たさと優しさの間で揺れ動く。
誤解から始まる夫婦の関係性が、少しずつ変わっていく王道の恋愛マンガである。
気になる読者の口コミは?
「泣いた…優しさが沁みる」「絵が綺麗で没入できる」「ヒーローがイケメンすぎ」
「こういう王道展開、大好物」「奥ゆかしいヒロインに共感」
“とにかく胸キュン”と“とろけるようなラブ展開”に満足の声が多かった。
第8位:片田舎のおっさん、剣聖になる

片田舎で剣術道場を営んでいた男・ベリルが、かつての教え子たちに再び呼び出され、王都の騎士団で指南役に抜擢されることに。
剣の実力を持ちながらも控えめな性格のおっさんが、弟子たちに引っ張られて知らぬ間に英雄扱いされていく、王道の成り上がり物語である。
師弟の絆と、おっさんの渋い魅力が交錯する異世界ファンタジーである。
気になる読者の口コミは?
「おっさんが渋い、かっこいい」「キャラの個性が立っていて飽きない」
「展開がスピーディで読後感がいい」「弟子との再会が胸アツ」
“おっさん無双ジャンルの定番”として楽しんでいる声が多い。
第7位:貸した魔力は【リボ払い】で強制徴収

魔力を“貸与”するユニークスキルを持ちながら、パーティーを追放された青年・レント。
怒りとともにスキルが進化し、これまで仲間に貸した魔力を取り立てていく。
異世界×借金×成り上がりという異色の組み合わせが話題となったファンタジーマンガである。
ブックライブ書店員のレビュー
「今どきの異世界マンガに“リボ払い”という単語の違和感が逆に気になる。読んでみたら、めちゃくちゃおもしろい!」
「スキルの進化、成長展開、妖精キャラも良くて、テンポがよく読後感が良い」
「ファンタジー好きも、お金にちょっとルーズな人も読んでほしい」というコメントも。
気になる読者の口コミは?
「設定が斬新!」「リボ払いの恐ろしさがリアルにわかる」
「妖精がかわいくて癒される」「読みやすいし続きが気になる」
“意外な切り口の異世界マンガ”として好評を集めている。
第6位:キングダム

春秋戦国時代の中国を舞台に、大将軍を目指す少年・信の成長と、後の始皇帝・政との戦いを描く歴史大河マンガ。
王道のバトル展開と、重厚な人間ドラマが融合した人気シリーズである。
アニメ化や実写映画化でも話題を呼び、いまも多くの読者を惹きつけ続けている。
ブックライブ書店員のレビュー
「主人公が己の才覚のみでのし上がっていくドラマが熱い」
「勧善懲悪ではない戦乱の世だからこそ、敵味方を超えて“人間”の生き様が胸に迫る」
「登場人物がとにかく“濃くて魅力的”で、それぞれの信念に心動かされる」
気になる読者の口コミは?
「アツくなる名作!ファルファルファルの騰将軍が好き」
「劇的におもしろい。笑いもあり、スケールが大きい」
「読むと元気が出る」「続きが待ち遠しい」
“読めば読むほどハマる大作”として根強いファンに支持されている。
第5位:「くじ」から始まる婚約生活

貧乏貴族の娘・ベルが、舞踏会のくじ引きで次期公爵の婚約者に“当選”してしまう――というところから始まる物語。
無愛想な公爵様とのじれったくも甘い関係の進展に、胸キュンが止まらないラブファンタジー。
読者の間では「ギャップがいい」「絵が綺麗」と高評価が集まった作品である。
ブックライブ書店員のレビュー
「こんな形だけの婚約に期待するな――そんなセリフにもしっかり胸キュンがある」
「アレン様の無表情と、たまに見せる照れ顔がたまらない」
「うぶな2人のやりとりに癒されるし、ベルの健気さに応援したくなる」
気になる読者の口コミは?
「ヒロインの反応が可愛らしくて癒された」「タイトルでスルーしてたけど読んだら良かった」
「公爵様がイライラするけど、それが逆に楽しみ」「先が気になる展開」
“じれキュンが刺さる”“ラブコメとして読みやすい”という声が多い。
第4位:俺だけレベルアップな件

人類最弱のE級ハンター・水篠旬が、突如“レベルアップ”という特異な力を得て最強へと成り上がる物語。
圧倒的な画力とスピーディーな展開が魅力で、読者の心をつかんだフルカラー異世界ファンタジー。
爽快感を味わいたいバトルマンガ好きにおすすめの1作である。
ブックライブ書店員のレビュー
「RPGのように成長していく設定が痛快で、テンポも抜群」
「バトル描写が圧巻。まるでアニメのような臨場感」
「ストーリー展開が早く、次が気になってページをめくる手が止まらない」
気になる読者の口コミは?
「チート成長ものの中でも完成度が高い」「主人公がどんどん強くなっていくのが気持ちいい」
「画がきれいで迫力がある」「王道だけど新鮮に感じる」
**“とにかくアツい”“続きが気になる”**という声が多く寄せられている。
第3位:メダリスト

夢破れた青年と、才能を秘めた少女が挑む、氷上の物語。
スポーツの厳しさと美しさ、師弟の絆、成長のドラマが丁寧に描かれている。
読後に残るのは、静かで確かな“熱”。そんな一冊。
ブックライブ書店員のレビュー
「できなかった自分にしか拾えない気持ちがある。その言葉に心を打たれた」
「少女・いのりの執念と、青年・司の後悔が交差する構成が絶妙」
「競技描写と人間ドラマの濃度が高く、読み応えがある」
気になる読者の口コミは?
「司コーチが良すぎて泣いた」「いのりの努力に胸が熱くなる」
「表紙の印象よりもずっと中身が濃い」「読み終えて“これは傑作だ”と思えた」
“応援したくなる”“何度も読み返したい”という声が多く寄せられている。
第2位:ONE PIECE

世界中で愛され続ける、海賊冒険ファンタジーの金字塔。
仲間との絆を胸に、ルフィが“ひとつなぎの大秘宝”を求めて大海原を突き進む。
王道なのに新鮮、そして圧倒的に面白い。まさに不動の大人気マンガである。
ブックライブ書店員のレビュー
「ストーリー・作画・キャラのすべてが圧倒的な完成度」
「“最も多く発行された単一作家によるコミック”としてギネス世界記録にも認定」
「読むたびに心を揺さぶられ、何度でも戻ってきたくなる作品」
気になる読者の口コミは?
「伏線回収が神がかってる」「熱さと笑いが共存してて飽きない」
「今さら読んでも止まらない」「大人でも泣けるストーリー」
“やっぱりONE PIECEはすごい”という納得の声が多数。
第1位:その天才様は偽装彼女に執着する

崖っぷち女子×天才プログラマーの“契約ラブ”が堂々の1位に。
恋も仕事も失ってどん底だった凛が、ある日突然、訳ありの“恋人契約”を結ぶことに――。
ギャップ萌えと溺愛が炸裂する、胸キュン必至のラブストーリーである。
ブックライブ書店員のレビュー
「一途な溺愛ストーリーにニヤニヤが止まらない」
「ヒロインに振り回される天才プログラマーの反応が可愛すぎる」
「かっこよくて頼れるけど不器用、そんなヒーロー像に惹かれる人続出」
気になる読者の口コミは?
「ありがちな設定かと思いきや予想以上に面白かった」
「変人ヒーローのキャラが絶妙でテンポもいい」「恋愛に夢が持てる作品」
“これは読み始めたら止まらない”“大人の胸キュン枠”として人気が広がっている。
“次に読むべき1冊”が、ここにある

ジャンルを問わず、人気と実力を兼ね備えた電子コミックスの注目作がずらりと並んだ今回のランキング。
日常を忘れて没頭できるような物語、心に刺さるキャラクター、読み終えたあともしばらく余韻が残る――そんな作品ばかりである。
読みたいと思った瞬間にすぐ読めるのが、電子書籍のいちばんの魅力だ。
気になるタイトルがあれば、今このタイミングでぜひページをめくってみてほしい。
次にハマる“推しマンガ”、きっとこの中にある。
※2025年7月時点の情報。