駅弁激戦区と言えば、やはり鉄道交通の始点であり終点でもある東京駅だろう。
日本最大級の駅弁売り場「駅弁屋 祭」や、日本最大級のエキナカ商業施設「グランスタ」、新幹線改札前の「エキュート東京」などがあり、数えきれないほどの弁当が販売されている。
メディアでも紹介される人気弁当も多数あり、週末やゴールデンウィークなどの長期連休、お盆や年末年始の帰省シーズンには、旅の楽しみでもある弁当を求めて、たくさんの旅行客が目当ての店を訪れる。
そんな東京駅で販売される弁当の中でも、東京駅でしか購入できない限定弁当で、東京の伝統も感じられて、さらに酒のつまみにもなり、ビジュアルも映えると大人気の弁当がある。
それが、「エキュート東京」で不動の人気№1を誇る「深川弁当」だ。
※「駅弁」という言葉の定義は諸説ありますが、ここでは主に鉄道駅で販売される弁当の事を意味します。
敷き詰められたアサリのインパクトに圧倒!つきじ喜代村の「深川弁当」!
東京の伝統料理として知られる「深川めし」。
江戸の下町である深川(現在の江東区の一部)の漁師たちが、賄い飯として食べていた「ぶっかけめし」をルーツとしているそう。
その「深川めし」を弁当として楽しむことができるのが、つきじ喜代村の「深川弁当」だ。
この「深川弁当」は、まずビジュアルのインパクトに驚かされる。
大粒のアサリが、ご飯が見えないほどにびっしりと敷き詰められ、食べる前からテンションが上がってしまう。
蓋を開けるとアサリと醤油ダレの香りが広がって、食欲が刺激される。
一粒が大きなアサリは、生姜が効いた醤油ダレで煮込まれていて、少し硬めに炊かれたごはんとの相性はもちろん◎。
煮込んだアサリと言うとギュっと硬いイメージがあるが、このアサリはふっくらと柔らかく煮込まれていて、食べやすい。
旨味が染み込んだ奥深い味わいは、一粒でもしっかりと美味しさを堪能できるのだ。
旅のお供にするのなら、アサリを少し残しておいて、食後に酒のつまみとして楽しむこともおすすめしたい。
アサリの下には錦糸卵と煮ごぼう、白いご飯が盛られている。
ご飯はしっかり詰められていて、見た目以上にボリュームがある。
男性でもこのお弁当ひとつで満足できそうだ。
東京駅から始まる旅のお供におすすめ!
エキュート東京で人気№1を誇る「深川弁当」。いかがだっただろうか。
エキナカのお弁当というと肉系が多いイメージで、煮付けた魚介のお弁当は珍しい。
その美味しさはもちろんのこと、ボリュームもたっぷりで、江戸の下町文化を手軽に楽しむことができて、お酒のつまみにもなる。
さらにインパクトのあるビジュアルは、車窓と一緒に写真に撮れば、楽しい旅の思い出にもなりそう。
東京駅からの旅行や出張のお供に、おすすめしたい一品だ。
「つきじ喜代村」(エキュート東京)概要
- 住所:
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1
JR東日本東京駅構内1階「エキュート東京」内 - 電話番号:03-3211-8985
- 営業時間:月~土 / 8:00~22:00 日・祝 / 8:00~21:30
- 定休日:「エキュート東京」に準ずる。(無休)
※画像は筆者撮影
※2023年1月現在の情報