2022年にリニューアルオープンした「グランスタ八重北」(グランスタヤエキタ)。
“日本屈指のグルメ激戦区”とも呼ばれる東京駅に、新たに誕生した巨大飲食エリアとして多くの利用客が訪れ、ランチ時には行列ができるほどだ。
そんな「グランスタ八重北」の新店舗で、リーズナブルな価格で本格アジア料理を提供し、若い女性を中心に人気を集めている店がある。
それが今回紹介する“ストリート酒場”「ヌードルハウス ランドリー」だ。
“ネオ大衆酒場”が進化した“ストリート酒場”「ヌードルハウス ランドリー」
「ヌードルハウス ランドリー」があるのは、「グランスタ八重北」の地下1階フロア「黒塀横丁」。
店を手掛けるのは、 “ネオ大衆酒場”トレンドの先駆けとして話題の「大衆酒場ビートル」を運営する「プロダクトオブタイム」だ。
今回は、古き良き大衆酒場をオマージュした“ネオ大衆酒場”を、さらに進化させた“ストリート酒場”がテーマだと言う。
テーマのとおり、カジュアルながらも洗練された雰囲気の店内では、本格的なアジア・エスニック料理だけでなく、「レバテキ」や「串焼き」など大衆酒場の“おつまみ”も楽しむことができる。
さらにアルコールも、17タップのクラフトビールをはじめ、ホッピー、サワー、自然派ワインなど多種多様だ。
しかも東京駅の中では、かなりリーズナブルな価格設定。ランチも夜も楽しめそうだ。
リピート必至のアジア麺ランチ!
“ヌードルハウス”の名前のとおり、メニューには麺料理が充実。
定番の「フォー」や「パッタイ」、「パッキーマオ」だけでなく、見慣れないメニューも多い。
「ラクサ」、「ヌアトゥン」などは、名前からは全く想像できない。ここで見ていなかったら、麺料理であることすら分からなそうだ。
丸ごと海老が入ったビジュアルで一番気になった「ラクサ」について、店員さんに「これどんな料理ですか?」と質問してみると、親切に教えてくれた。
「ラクサ」とは、マレーシアやシンガポールで食べられる麺料理で、トマトベースにスパイスとココナッツミルク、魚貝のスープがマッチした、とろみのあるスープが特徴だという。
何それ、めちゃめちゃ美味しそう。
注文した後に自分でも調べてみると、CNNの「世界の美味しい食べ物ランキング」(2020年)では、トムヤムクン(8位)を抑えて7位にランクインしているようだ。
期待しながらラクサとの初対面を待つ。
本格的な味わい!絶品アジア麺「ラクサ」との邂逅!
調べながら待つことしばし、「ラクサ」が到着。
スパイスが香るスープにたっぷりのパクチー、イカ、大きめの鶏肉、そして丸ごとの海老ものっている、カラフルで映えるアジア麺だ。
さっそくスープからいただいてみると、初めての美味しさに驚く。
魚貝や海老の出汁、トマトの酸味、クリーミーなココナッツミルク、そしてスパイスが絶妙にマッチして、独特のとろみで口に広がる。
味はもちろんだが、このとろみがすごく良い。ペットボトルに詰めて携帯したい程に美味しいスープだ。
本格的な幅広の米麺はとろみのあるスープがしっかりと絡んで美味しい。
大きめの鶏肉はしっとり柔らか。こちらもスープと合う。
そして丸ごと入った海老は殻を剥いていただく。頭には海老のスープがたっぷりだ。
思いがけず体験した“初ラクサ”だったが、これはハマる気しかしない。リピート必至だ。
“アジア飯の沼にようこそ!”完全制覇をめざしたくなるラインナップ。
“初ラクサ”で思いっきり“アジア飯の沼”にハマり、絶賛リピート中な筆者だが、「ランドリー」には他にもおすすめメニューいっぱいなので、その一部を紹介したい。
こちらは汁なし麺の「ガンバン麺」。漢字で書くと、「乾伴麺」。
独特な風味の醤油ダレと、茹でたての温かい麺、たっぷりの具材を混ぜて食べる台湾の麺料理だ。
日本でもファンは多く、自宅で有名店の再現レシピを研究する人もいるほど。
醤油ダレをコシのある縮れ麺に絡めると、その風味がクセになる。
そして多めのタレがうれしい。たくさん絡めて食べられる。
また、麺料理だけでなくご飯ものも充実。
「カオマンガイ」は「蒸し」と「揚げ」の2種類から選べる。
こちらは「揚げ」の「カオマンガイ」。
添えられた酸味のあるソースをお好みでかけていただく。
ライスがジャスミンライスで、しかも炊き方が硬めとは、最高です。
甘味と酸味のバランスが良いソースに、ジューシーな鶏肉、たっぷりのパクチー、ジャスミンライスがマッチして、とまらない美味しさだ。
ちなみに、卓上のスパイスも充実している。
麻辣唐辛子とラー油、ガーリックオイル、黒酢、さらにカルディでも人気のシラチャ―ソースまであり、味変が捗りそうだ。
店内ホワイトボードにはおすすめのフードメニューが。
「鶏のアボガド唐揚げ」に「渡り蟹の醤油漬け」、「砂肝トムヤム」など、気になる料理ばかりだ。
店内中央の柱にはクラフトビールのタップがずらり。国内のクラフトビールも豊富で、こちらも気になる。
ランチを食べながら、夜が待ち遠しくなる店だ。
リピート必至の“ストリート酒場”
東京駅に新たに誕生した「ヌードルハウス ランドリー」。
店名のとおり、「ランドリー」(=なんでもごちゃ混ぜ)な空間を存分に楽しめる店だ。
新たなお気に入りの店ができたことを喜びたい。
ランチで本格アジア麺の沼にハマるもよし、夜に“ストリート酒場”を堪能するもよし。
東京駅を利用する際は、立ち寄ってみてはいかがだろうか。
「ヌードルハウス ランドリー」への行き方
八重洲北口改札を正面に見て、右手側へ向かう。
券売機の前を通り過ぎて直進。
すると、「黒塀横丁」と書かれた階段に突き当たる。
階段を下りて右に進む。
すると右手に、「黒塀横丁」の入り口を発見。
まっすぐ進むと、「ヌードルハウス ランドリー」に到着だ。
「ヌードルハウス ランドリー」概要
- 住所:
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1
JR東日本東京駅構内地下1階 黒塀横丁内 - 電話番号:03-6256-0339
- 営業時間:11:00~23:00
- 定休日:「グランスタ八重北」に準ずる。(無休)
※画像は筆者撮影
※2022年6月現在の情報
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